明けましておめでとうございます。
2010年が皆様にとって良い1年でありますようお祈りいたします。
新年恒例の講座は「座禅・写経」です。
あれやこれやと情報が氾濫する時代にあり、一年の計を考えるこの季節だからこそ気持ちを落ち着かせる術を学び、気持ちが落ち着くという感覚を感じて欲しいということがこの講座の大きな狙いです。
写経と言っても小学生、般若心経の意味を易しく説いた言葉を書いてもらいます。
「空のこころ かたよらないこころ こだわらないこころ ひろくひろく もっとひろく」です。
今日はとにかく「無」になること!「無」になるという感覚を感じること!それがテーマです。
今年も隣町の「みんなの寺」のご住職にお願いをしました。
ご住職には「無」と言う今日のテーマをお伝えし、それについてのお話をお願いいたしました。
子ども達は、ご住職が入って来るといつになく緊張の空気!(よしよし、一年に一度ぐらいは緊張は必要だ!)
ご住職のお話は・・・・
「無」ということを話す時に、考えて欲しいのは「念」という言葉。
「念」というのは「今」の「心」と書きますね。「今していることに心を集中させる」ということです。
「無」とは何も考えないでぼ~っとしているというのではなく、「念」の状態を「無」というのです。
お習字やお勉強しているとき、「帰ったら宿題しなきゃ」、「早く終わらせてお友達と何して遊ぼう」などとよぎる考えが「雑念」。お友達を時間を忘れるほど楽しく遊んでいるときは「無」の状態。という事をわかり易くお話をしてくださいました。
私も「無」ということ、「念」ということがストンと心に落ち、「念」、好きな字になりました!!
そして座禅が始まります。静寂な時を・・・・と思っていたのですが、よりによって向かい側の部屋からおじさんたちの唸る詩吟の声が・・・・・
座禅の後、ご住職から『「無」になれた人?』との問いにみんなシーン・・・
「隣の声が気になった人?」の問いに全員が挙手・・・・私も挙手・・・
そこで、「うるさいな~~やめてほしい~~」と怒りの感情が湧いたらそれが「こだわるこころ」です。
また、お友達に「あの人はこんなことする人だよ、いやな人だよ」と言われたりすると、自分は初めてその人に会うのに最初から「あ~そうかあの人はそんな人なんだ」と思い込んでしまうのが「かたよったこころ」です。と、教えていただきました。
詩吟の声も「今日の写経の言葉」を理解するため、そして私達が抱く「雑念」ということをはっきり手に取るように分からせてくれた良い教材でした(笑)
では、写経です。まず墨を磨ります。
今日は「念」の気持ちになり「無」の境地で向かって欲しいので、時間をかけて書いた人を讃えることとしました。子ども達はシーンと本当に静かに筆を持って書いていました。
早く終わったのが3年生軍団。学年が進むほど、集中し時間をかけることで「できること(みえてくること)」が増えるのでより丁寧になってきます。
一番最後まで書いていたのがRちゃん。1時間弱、かかって書きました。
今日は、「時間」をかけることで「念」ということを体験できればと思いました。
今日書いた写経は、後日「みんなの寺」に納経に行きます。
今回で今年度の筆を持つ講座も終わり、和綴じ作品集の最後のページに貼る作品も出来上がります。
最後のページを飾る言葉を書いて終わりにしました。
↓
「手習いは 坂に車を押すごとし」
「手習い」という部分を「サッカー」、「野球」、「ピアノ」etc・・・どんなことでも同じだよ。
次回は2月、茶道体験Part2、今年度最後となります。お菓子もお楽しみに!!
2010年が皆様にとって良い1年でありますようお祈りいたします。
新年恒例の講座は「座禅・写経」です。
あれやこれやと情報が氾濫する時代にあり、一年の計を考えるこの季節だからこそ気持ちを落ち着かせる術を学び、気持ちが落ち着くという感覚を感じて欲しいということがこの講座の大きな狙いです。
写経と言っても小学生、般若心経の意味を易しく説いた言葉を書いてもらいます。
「空のこころ かたよらないこころ こだわらないこころ ひろくひろく もっとひろく」です。
今日はとにかく「無」になること!「無」になるという感覚を感じること!それがテーマです。
今年も隣町の「みんなの寺」のご住職にお願いをしました。
ご住職には「無」と言う今日のテーマをお伝えし、それについてのお話をお願いいたしました。
子ども達は、ご住職が入って来るといつになく緊張の空気!(よしよし、一年に一度ぐらいは緊張は必要だ!)
ご住職のお話は・・・・
「無」ということを話す時に、考えて欲しいのは「念」という言葉。
「念」というのは「今」の「心」と書きますね。「今していることに心を集中させる」ということです。
「無」とは何も考えないでぼ~っとしているというのではなく、「念」の状態を「無」というのです。
お習字やお勉強しているとき、「帰ったら宿題しなきゃ」、「早く終わらせてお友達と何して遊ぼう」などとよぎる考えが「雑念」。お友達を時間を忘れるほど楽しく遊んでいるときは「無」の状態。という事をわかり易くお話をしてくださいました。
私も「無」ということ、「念」ということがストンと心に落ち、「念」、好きな字になりました!!
そして座禅が始まります。静寂な時を・・・・と思っていたのですが、よりによって向かい側の部屋からおじさんたちの唸る詩吟の声が・・・・・
座禅の後、ご住職から『「無」になれた人?』との問いにみんなシーン・・・
「隣の声が気になった人?」の問いに全員が挙手・・・・私も挙手・・・
そこで、「うるさいな~~やめてほしい~~」と怒りの感情が湧いたらそれが「こだわるこころ」です。
また、お友達に「あの人はこんなことする人だよ、いやな人だよ」と言われたりすると、自分は初めてその人に会うのに最初から「あ~そうかあの人はそんな人なんだ」と思い込んでしまうのが「かたよったこころ」です。と、教えていただきました。
詩吟の声も「今日の写経の言葉」を理解するため、そして私達が抱く「雑念」ということをはっきり手に取るように分からせてくれた良い教材でした(笑)
では、写経です。まず墨を磨ります。
今日は「念」の気持ちになり「無」の境地で向かって欲しいので、時間をかけて書いた人を讃えることとしました。子ども達はシーンと本当に静かに筆を持って書いていました。
早く終わったのが3年生軍団。学年が進むほど、集中し時間をかけることで「できること(みえてくること)」が増えるのでより丁寧になってきます。
一番最後まで書いていたのがRちゃん。1時間弱、かかって書きました。
今日は、「時間」をかけることで「念」ということを体験できればと思いました。
今日書いた写経は、後日「みんなの寺」に納経に行きます。
今回で今年度の筆を持つ講座も終わり、和綴じ作品集の最後のページに貼る作品も出来上がります。
最後のページを飾る言葉を書いて終わりにしました。
↓
「手習いは 坂に車を押すごとし」
「手習い」という部分を「サッカー」、「野球」、「ピアノ」etc・・・どんなことでも同じだよ。
次回は2月、茶道体験Part2、今年度最後となります。お菓子もお楽しみに!!
#
by immemorial_moon
| 2010-01-16 22:26
| 講座